平成19年度 水難救助合同訓練
1.目 的
毎年、海水浴シーズンになると全国で水難事故が多発しております。相良サンビーチにおいても
例外ではなく、例年多くの海水浴客が訪れ、重大災害がいつ起こっても不思議ではない状況に
あります。万が一、多重水難事故が発生した場合、関係機関との連携が必要不可欠である事は
言うまでもありません。そこで、今回は、多重水難事故を想定し、各関係機関が連携をとりながら
救助活動をし、円滑な引渡しを行えることを目的とし、合同水難救助訓練を実施する。
2.日 時
平成19年7月1日(日) 午前10時から
3.場 所
静岡県牧之原市 相良サンビーチ
4.訓練参加機関
御前崎海上保安署 海上保安庁のHPはこちら
牧之原御前崎消防署 消防本部のHPはこちら
静岡県消防防災航空隊 防災航空隊のHPはこちら
相良サーフライフセービングクラブ
5.想 定
海水浴場で、遊泳客3名が同時に流されたものとする。
3名のうち、1名は心肺停止状態でテトラポットの内側で漂流している
2名は、意識がある状態で、テトラポットによじ登っているものと、テトラ沖に
流されてしまっている状況である。
テトラ付近では、波が高くライフセーバーのIRBでは、救助不可能
(実際は、我々は相良サンビーチにおいては、どんな状況でも救助に向かえるだけの技術があります)
6.訓練内容
@ 救急搬送が必要と判断し救急車を要請、119番通報する。
同時に多重水難事故であることを伝え、関係機関への応援要請をする。
A 心肺停止状態の要救助者AをIRBにて救助し、直ちにCPRを開始する。
B 救急隊が到着次第、引渡し、救助までの経過、処置内容、患者のデータを伝達する。
C 救急隊は、AEDを使用した心肺蘇生法を行い、救急車内へ搬送する。
D テトラポット沖に流された要救助者Bを、海上保安署の救助艇が救助、巡視船に収容する。
E 海上保安署の巡視船あしたかに救助された要救助者Bを防災航空隊のヘリにて警備本部
前まで曳行し、救急隊により災害対応車に収容する。
F テトラポット上に取り残された要救助者Cを航空隊のヘリが救助に向かい、同じく警備
本部前まで曳行し、救急隊により災害対応車に収容する。
要救助者役は以下とする
A 意識無し、呼吸無し テトラ手前 (相良SLSCメンバー)
B 意識あり、受傷箇所無し テトラ沖 浮き輪あり (消防署救急隊)
C 意識あり、受傷箇所無し テトラ上 浮き輪あり (消防署救急隊)
7.訓練項目(相良SLSCの関係するもの)
@ 相良サンビーチ警備本部からの119番通報訓練
A 心肺停止状態の溺者のIRBでの救助訓練
B 心肺蘇生法(CPR)訓練
C 情報収集及び、経過・処置内容の記録訓練
D 救急隊の誘導訓練
E 救急隊への情報伝達訓練
F 各関係機関との連携訓練
− 配 置 図 − ×はテトラポットを示す
B
×
× ××××××C××××× ×××××
×
× A
× 心肺停止状態の要救助者
× 今回の訓練で相良SLSCが救助する
×
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×
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× 警備本部
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